伝説のパンダ「英英」死ぬ

(2023年10月12日提供)。(c)CGTN Japanese
中国ジャイアントパンダ保護研究センターが、中国SNSの微博(Weibo、ウェイボー)で、今年7月に高齢のパンダ「英英(インイン)」の健康状態が突然悪化し、治療のかいなく息を引き取ったと発表しました。
死因は重度の貧血と腎機能不全、免疫機能低下、肺病変、子宮腫瘍を併発したことによるものだそうです。

英英は今年で32歳。9回の出産で14頭の子を授かり、飼育パンダの個体数増加に大きく貢献しました。
名実ともに英雄的な母親で、英英ファミリーを立ち上げました。
英英ファミリーの子孫の多くは、英英の優れた遺伝子と豊かな個性を受け継いでいて、香香(シャンシャン)は英英の外孫に当たります。

英英は1991年生まれの野生パンダで、1992年の春、天敵を避けるため木に登り母親とはぐれて迷子になっているところ、数日後にパトロール中の救助隊員に救助され、中国ジャイアントパンダ保護研究センターに連れ帰られたそうです。
臥竜の「英雄溝」という場所で発見されたので、英英と名付けられたようです。

丸顔で毛が白く、童顔で美しいところは、真真、香香に受け継がれているね。

英英は食いしん坊で、食べ過ぎで体重が150キロを超えたこともあったとか。
食いしん坊なのは、真真がそっくり。

飼育員さんたちが健康を守るためにレシピの調整などを行い、1年以上のダイエットをしたことで、なんとか標準体重に戻ったというエピソードがあるんだって。

(c)CGTN Japanese/AFPBB News