旅立ちもいっしょ。シャオシャオとレイレイのやさしい帰郷
この返還は、東京都と中国野生動物保護協会との協定に基づくもので、世界的なジャイアントパンダ保護の取り組みの一環として行われたものです。
シャオシャオとレイレイは、2021年に上野動物園で誕生した双子のパンダ。生まれたときから多くの人々に見守られながら、すくすくと成長しました。遊ぶ姿や、無邪気に笹を食べる様子は、多くのパンダファンの心を温かくしてきました。
今回の帰国に向けては、動物園のスタッフが長い時間をかけて準備を重ねられ、輸送用の特別なケージに慣れるトレーニングや、健康状態の細かなチェックなど、2頭が安心して旅立てるよう丁寧なケアが続けられてきたとか。
出発当日。
シャオシャオとレイレイは落ち着いた様子でケージに入り、上野動物園を後にしました。スタッフたちの想いが込められたその瞬間は、静かでありながらも温かな時間だったといいます。
その後、2頭は専用の輸送機で中国へ向かい、無事に雅安基地へ到着しました。長旅を終えたシャオシャオとレイレイは、到着後も落ち着いた様子を見せていると伝えられています。
雅安基地は、ジャイアントパンダの保護や繁殖、研究の拠点として知られる場所です。自然に近い環境の中で、多くのパンダたちが暮らしています。シャオシャオとレイレイもこれからこの場所で新しい生活を始め、将来のパンダ保護に大きく貢献していくことが期待されています。
上野動物園出発の日
輸送箱へのトレーニングを重ねてきた2頭は、当日も落ち着いた様子で箱の中へ。環境の変化に少しそわそわする場面もあったようでうが、飼育係のやさしい声と大好きなえさに導かれ、穏やかな状態を取り戻したとか。安全を最優先に鎮静剤が投与され、万全の体制でトラックへ。
13時24分に、上野動物園を出発しました。
園路には多くの人が集まり、静かに手を振りながら2頭の未来を見守りました。

成田空港と機内の様子
成田空港から中国へ向けて旅立ったジャイアントパンダのシャオシャオとレイレイ。輸送箱での移動や長時間のフライトという慣れない環境の中でも、2頭は落ち着いた様子で過ごしていたそうです。機内では中国の専門家と担当飼育係が見守りながら、健康状態を丁寧に確認。シャオシャオは周囲を警戒するように座りながらも次第にリラックスし、レイレイは仰向けで休む姿も見せるなど、それぞれのペースでフライトを乗り切りました。
用意されたえさを食べたり、水を飲んだりする様子も確認され、無事に成都へ到着。

まだ夜明け前の静かな時間、検疫エリアには防護服姿の職員たちが集まり、2頭の写真が入った団扇を手に温かく迎え入れられました。移動の疲れは少し見られたようですが健康状態に問題はなく、落ち着いた様子で検疫施設へ。
これまで日本で積み重ねてきた性格や食事、健康の記録も丁寧に引き継がれ、到着後まもなく屋外と室内を行き来しながら新しい生活をスタートさせました。
今回の返還にあたり、オンラインで募集したシャオシャオ&レイレイへのメッセージや、これまで2頭に関わってきた職員からのメッセージをまとめたアルバムが作成され、中国ジャイアントパンダ保護研究センターへお渡ししたそうです。
検疫期間は終わったと思われますが、公開日は未定だそうです。



















