報知新聞 「パンダ ありがとう」連載スタート

シャオシャオとレイレイが、1月下旬に中国へ返還されることを受け、スポーツ報知では1月15日付の紙面から連載「パンダ ありがとう」がスタートしました。

紙面の一部を抜粋させていただき、ちょっとだけご紹介させていただきます。

2025年1月15日
2021年6月23日、コロナ禍の真っ只中に誕生したシャオシャオとレイレイ。一般公開までの道のりは決して平坦ではなく、休園や限定公開など、会える時間はほんのわずかでした。中国の専門家を迎えられない中、飼育員さんたちは手探りで寄り添い、そっと見守る毎日。そんな愛情いっぱいの環境で、ふたりは元気にすくすく成長しました。困難な時代に生まれた、希望を運ぶ双子の物語です。

2025年1月16日
上野動物園で初めて誕生した双子のジャイアントパンダ、シャオシャオとレイレイ。
野生では双子が生まれても、育てられるのは1頭だけという厳しい現実があります。けれどシンシンは、生まれた瞬間から2頭とも大切そうに抱えようとしていたそう。小さな命をぎゅっと守ろうとする姿に、胸がじんわり温かくなります。たくさんの人に見守られて育った、奇跡の双子です。

2025年1月17日
パンダの双子を育てることは、実はとても大きなチャレンジ。お母さんパンダは本来、1頭だけを大切に育てる習性があるため、2頭そろって元気に成長するには人の手助けが欠かせません。上野動物園では、シャオシャオとレイレイをシンシンと飼育係が交代で見守り、愛情をつなぐように工夫しながら育ててきました。初めて尽くしの毎日の中で、そっと寄り添いながら成長していく双子の姿に、思わず頬がゆるみます。小さな命を守るやさしいバトンリレーが、今日もほっこりした感動を届けてくれます。

2025年1月18日
生まれてからしばらく、シャオシャオとレイレイは、母・シンシンと飼育員さんに見守られながら、交代で大切に育てられてきました。初めて3頭そろって対面した日は、みんながドキドキ。けれどシンシンは、子どもたちより先に「ごはんかな?」と飼育員さんのもとへ。思わず和むその姿に、張りつめていた空気もふわり。やがて2頭を分け隔てなく抱き寄せる様子に、ほっと安心とやさしい笑顔が広がったそうです。

2025年1月19日
双子のシャオシャオとレイレイは、同じ日に生まれても性格は正反対。ちょっぴり怖がりなシャオシャオは、新しいことがあると周りをそわそわ。一方、レイレイは環境が変わってもマイペースで、どっしり構えた姿が印象的です。成長とともに、それぞれの個性が愛らしく輝いています。見守るたびに、心がふんわり温かくなる兄妹です。

東京都は1月19日、シャオシャオとレイレイが27日に日本を出発すると明らかにした。都によると、2頭は27日に動物園を出発し、成田空港から空路で中国へ向かいます。

28日中には、2頭の姉シャンシャンが暮らす中国の施設に到着する見通しです。
インターネットでの観覧申し込みは既に締め切られており、最終観覧日となる1月25日の倍率は24・6倍だったそうです。

2025年1月20日
生まれて初めて大きな運動場に出たシャオシャオは、うれしさ全開。夢中で遊ぶあまり、うっかり電気柵を越えて植栽の中へ飛び込む“小さな事件”もありました。そんな元気いっぱいの双子、シャオシャオとレイレイはいよいよ旅立ちの時。多くの人に見守られ、愛らしい思い出を残して中国へ向かいます。無邪気な姿は、これからもずっと心の中に。

2025年1月21日
レイレイは、とにかく高いところが大好き。展示施設「パンダのもり」に高いやぐらが設置されると、嬉しそうに登ってはそのままのんびり休憩。来園者からは、ちょこんと見える頭だけ…なんて日もありました。時間になっても降りたがらず、飼育員さんを少しだけ困らせることも。でも実はこれ、木の上が安全な野生の名残。高い場所でくつろぐ姿は、レイレイらしさ全開の、ほっこりエピソードです。

2025年1月22日
食事の時間になると、竹や笹をおいしそうにほおばるシャオシャオとレイレイ。でも実は、ふたりはなかなかの偏食家。匂いをくんくん嗅いで「これは今日は気分じゃないかも?」とそっぽを向くこともあるそう。同じ竹でも、午前はOKで午後はNG…そんな気まぐれも日常茶飯事でした。孟宗竹や真竹、篠竹を中心に、ときにはタケノコも味わいながら、自分たちの“お気に入り”を探す姿は、なんとも愛らしくてほっこりします。

2025年1月23日
シャオシャオとレイレイの両親、リーリーとシンシンは、2024年9月に中国へ帰国しました。親子の別れと聞くと少し胸がきゅっとしますが、実はパンダは基本的に単独で生きる動物。上野動物園では、2頭が2歳になる前にすでに「親子分け」を行い、自立の準備を進めていました。子どもが少しだけ寂しそうな様子を見せることはあっても、すぐに自分のペースで暮らしていくのだそうです。人間とは違うけれど、パンダらしい自然体な成長に、なんだかほっこりさせられます。

2025年1月24日
上野動物園でたくさんの人に見守られて育ったシャオシャオとレイレイ。2頭は27日に日本を旅立ち、姉シャンシャンが暮らす中国・四川省雅安の施設へ向かいます。現地では日本の飼育スタッフが寄り添いながら、健康状態や性格を丁寧に引き継ぐ予定。新しい場所でも、姉妹の絆と温かなまなざしに包まれ、のびのびと過ごしてくれそうです。遠く離れても、2頭の幸せを願う気持ちは、これからも変わりません。

紙面に掲載されている写真は、コンビニエンスストアのマルチコピー機からプリントできる「スポーツ報知コンビニプリント」でも販売しています。
コンビニプリントのバックナンバーでは、昨年6月に中国へ返還された和歌山・アドベンチャーワールドの良浜、結浜、彩浜、楓浜の紙面もあります。

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