やさしい未来を映す、小さな命イロハ

2025年12月25日、クリスマスの日に生まれたコビトカバの女の子の名前が決まりました。
その名は——「イロハ」。
母親の「モミジ」から連想される“イロハモミジ”にちなんで名づけられたこの名前には、「調和」や「美しい変化」といった花言葉が込められています。まだあどけない姿の中に、これから少しずつ広がっていく世界や成長への願いが、そっと織り込まれているようです。
コビトカバの赤ちゃんは、生まれたときからすでにしっかりとした体つきをしていますが、それでもやっぱり“赤ちゃん”。ちょこんとした耳、小さな目、よちよちとした動き。その一つひとつが愛らしく、見ているだけで自然と笑顔がこぼれてしまいます。
イロハもまた、そんな魅力をたっぷりと持った存在です。お母さんのそばで安心したように過ごす姿や、水辺でのんびりとたたずむ様子は、まるで時間がゆっくり流れているかのよう。忙しい日常の中で、ふと立ち止まりたくなるような、やさしい空気を運んできてくれます。
今回の誕生は、上野動物園と大阪・吹田市にあるNIFRELとの共同繁殖によるものです。
離れた場所でつながる命のバトンが、こうして新しい未来へと受け継がれていることに、あたたかな物語を感じます。
まだまだ小さなイロハですが、その一歩一歩には、たくさんの人の期待とやさしいまなざしが寄り添っています。これからどんな表情を見せてくれるのか、どんなふうに成長していくのか——その変化のひとつひとつを、そっと見守りたくなりますね。
候補名の投票数
そのなかからもっとも得票数の多かった「イロハ」に決定したそうです。
➀イロハ…3,142票
➁コハナ…2,745票
➂ヒイラギ…1,741票
④ツバキ…1,098票
⑤トウヒ…393票
※投票総数 9,119票
イロハを展示場に出す練習、始まりました

まだまだ慣れない環境に、きょろきょろと周りを見渡しながら、一歩ずつ前に進む姿は、思わず「がんばってるね」と声をかけたくなる愛らしさです。
これまで安心して過ごしてきた室内から、外の空気を感じる展示場へ。光や音、風のにおい――すべてが初めての体験です。
この時期はまだ“練習中”。その日の体調や様子に合わせて、不定期で展示場に出る予定とのこと。いつ会えるかは、その日のお楽しみです。だからこそ、偶然出会えた瞬間は、ちょっとしたごほうびのような特別な時間になるはず。
「今日は会えるかな?」そんなワクワクを胸に訪れる動物園は、いつもより少し特別に感じられるかもしれません。
小さなコビトカバの一歩一歩に、そっと寄り添う春のおでかけいかがですか。















