パンダがくれた神戸の希望が、石碑になります

タンタン
兵庫県神戸市にある神戸市立王子動物園で、「王子動物園のジャイアントパンダ」を称える記念石碑が設置されることになりました。

この石碑は、灘区の魅力を区民参加で選ぶ「灘百選」に選ばれている存在を顕彰する取り組みのひとつです。これまでにも、多くの人に親しまれたアジアゾウの諏訪子をたたえる石碑が2009年に設置され、訪れる人たちが足を止めて思い出にふれる場所となっています。

そして今回、石に刻まれるのは王子動物園のジャイアントパンダたち。
初代・2代目のコウコウ、そして長く神戸で愛され続けたタンタン(ジャイアントパンダ)です。

2代目のコウコウ
彼らが神戸にやってきたのは、日中共同の飼育繁殖研究の取り組みの一環としてでした。その存在は研究の枠を超え、多くの人の心に寄り添う特別な存在になっていきました。

特に、1995年の阪神・淡路大震災のあと、神戸の街は長い復興の道のりを歩んでいました。そんな中、王子動物園でのパンダの姿は、訪れる人々にやさしい笑顔を運び、ほっと息をつける時間を届けてくれたといいます。ガラス越しにのんびりと竹を食べる姿、ころんと転がる愛らしいしぐさ。どれも、忙しい日常の中で心をほどいてくれる、かけがえのないひとときでした。

初代のコウコウ
長い年月を神戸で過ごしたタンタンは、国内でも特に親しまれたパンダの一頭でした。動物園を訪れたことがある人なら、「あのときのタンタン」をそれぞれの思い出として胸に持っているのではないでしょうか。

今回設置される石碑は、そうした思い出を未来へとつないでいく場所になります。動物園を訪れた人が、ふと立ち止まり、「あのパンダたちがいた時間」を思い返す。そんなやさしい時間が、これからもこの場所に流れていくのかもしれません。
神戸の復興を見守り、多くの人の心に残り続けるジャイアントパンダたち。その存在に「ありがとう」を伝える石碑は、きっとこれからも訪れる人の心をそっとあたためてくれるかも。

もし王子動物園を訪れる機会があれば、パンダ舎だけでなく、この石碑にも目を向けてみてください。
そこには、神戸の人たちとパンダが一緒に歩んできた、やさしい時間が刻まれていると思います。

除幕式について

開催日時 :2026年3月31日(火曜) 10時~10時30分(予定)※雨天決行・荒天中止
開催場所 :王子動物園内 パンダ館
内容 :  開会挨拶   神戸市立王子動物園長
     地域代表挨拶 灘百選の会 会長 
     来賓紹介
     お披露目(除幕)
     記念撮影

初代 興興(コウコウ)

  • 生年月日:1996年8月12日
  • 出生地:中国ジャイアントパンダ保護研究センター
  • 来園日:2000年7月16日
  • 帰国日:2002年12月5日

二代目 興興(コウコウ)

  • 生年月日:1995年9月14日
  • 出生地:中国ジャイアントパンダ保護研究センター
  • 来園日:2002年12月9日
  • 死亡日:2010年9月9日

旦旦(タンタン)

  • 生年月日:1995年9月16日 
  • 出生地:中国ジャイアントパンダ保護研究センター
  • 来園日:2000年7月16日
  • 死亡日:2024年3月31日

ゾウの諏訪子について

  • 出生地:インド
  • 来園日:1951年3月21日